中国外交部の李肇星部長は3月23日午後、ロシアのイワノフ外相とイラク情勢について電話で話し合った。イワノフ外相はロシア側の最新の立場を紹介した。

　その際、李肇星部長は、米、英両国が引き起こした対イラク戦争は数多くの国の関心を寄せている。中国側は再び軍事行動の即時停止を呼びかける。今回の戦争はすでにイラクの一般の人びとに死傷をもたらし、人道的災禍をもたらすに至っている。中国側はこれに対して、大きな懸念と関心を示している。なぜなら、人間の生命は最も貴いものだからである。

　李肇星部長はまた、中国側は出来るだけ速くヨルダンにいるイラク難民に人道的支援物資を提供するつもりであると述べた。

　なお、両外相は中ロ関係についても意見を交換した。

　　　　　　　　　　　　（｢チャイナネット｣より）2003/03/24