胡錦涛国家主席は3日北京で、ウクライナのクチマ大統領と会見した際、共同でイラク戦争を停止させるよう国際社会に呼びかけた。
胡錦涛主席は、その際「中国は政治的ルートを通じての国際紛争解決を一貫して支持し、国際問題での武力行使或いは武力による脅威に反対している。中国はイラク戦争による庶民の大量の死亡や負傷及び深刻な人道的問題に不安を抱いている」とした上で、共同で戦争を停止させ、イラク問題を政治解決するという正しい道に戻らせるよう国際社会に呼びかけた。
また二国間関係について胡錦涛主席は、中国とウクライナ両国間の高度の信頼、相互の協力と長期的かつ安定した友好協力関係を高く評価した後、ウクライナ政府が台湾問題で中国を支持してきたことに感謝した。
これに対してクチマ大統領は、胡錦涛主席の見解に賛成を示し、「ウクライナは平和手段による国際紛争解決を主張している。これこそ世界の平和と発展にプラスになると考えている」と述べた。
(「CRI」より)2003/04/04
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