江沢民国家主席、イラク問題でシラク大統領と電話会談


  江沢民国家主席は3月11日夜、フランスのシラク大統領とイラク問題について電話会談した。シラク大統領は会談で、イラク問題に対するフランスの原則的立場を改めて表明、武力行使を容認する最後通告は受け入れられないとする考えを強調した。

 これに対し江沢民主席は、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)と国際原子力機関(IAEA)が安保理に提出した報告について「査察活動に進展があったことを示すもの」として評価。査察の強化・継続と国連の枠組みによる政治解決の重要性を改めて強調し、新決議は必要ないとの立場を示した。

      (「人民網日本語版」2003年3月12日より)2003年3月20日