パラパラが中国でも人気

 香港映画『パラパラ櫻の花』が公開されたことで、日本で生まれたダンス・パラパラが中国でも流行のきざしを見せている。パラパラとは、ユーロ・ビート調のリズムに合わせてステップを踏み、曲により異なるフリで踊る、若者たちに流行の踊り。

 広州のある地下鉄駅構内の商店街では毎日、若者たちがパラパラを踊っている。香港でも大変な人気で、香港特別行政区政府がその有益な活動に参加するよう、若者たちに呼びかけている。パラパラを「無毒健康ダンス」として認め、その普及を提唱している。

 上海ではすでに、パラパラのレッスン教室まで設けられた。たくさんの人がゲームセンターのパラパラゲームで、その技術を磨いている。

 ファンたちは、群がって踊るその熱気に引かれているようだ。レッスン場では、思いきり自由に踊り、汗を流す若者たちの姿を見ることができる。ダンスを通して交流しあっているのである。(『羊城晩報』)