中国各地、新型肺炎が広がらないように、
引き続き各種の措置を取る


 中国各地では新型肺炎が広がらないように、引き続き、各種の措置を取っている。

 感染状況が比較的に深刻な北京市では、政府は新型肺炎患者を転送する救急車を数十台手配し、また、厳格な消毒制度を執行している。

 北京市は医療用車両の購入に数億元を投入する計画を立てている。

 そして、市民の需要を満たすため、多くの消毒用薬品も北京市に運ばれている。

 一方、中国北部の河北省、山東省、甘肅省、内蒙古自治区などの各地もそれぞれ新型肺炎の検査・救助医療器材と予防用の薬品を購入するには専用の資金を拠出している。

 また、駅や空港などの重要な場所で、監視を強化し、新型肺炎の症例を発見したら、即時に隔離し、感染が広がらないように措置を講じ、また、交通機関や公共場所に対しても、厳格な消毒を行っている。

 中国国家観光局はこのほど緊急通達を出し、旅行による新型肺炎の広がりを防止することをこの期間の国内旅行活動の重点とし、四月下旬から五月末までの国内旅行活動を全面的に調整することにしている。

(「CRI」より)2003/04/23