衛生部、人への感染防止対策を通達 鳥インフルエンザ


 衛生部はこのほど、鳥インフルエンザの人への感染を防ぐため、予防コントロールの強化を進めるよう各地方政府に通達した。通達の内容は次の通り。

 ▽感染が見つかった地域の県(市)級の疾病予防コントロールセンターは、感染した動物への接触者に対して医学的観察を直接行うこと。

 ▽感染が見つかった地域の県級の病院は2月13日以降、鳥インフルエンザの監視測定所を設け、前日10時から当日10時までに発生した病例数、原因不明の肺炎の病例数、および患者の回復状況を、県級の疾病予防コントロールセンターに毎日報告すること。各省(自治区、直轄市)の衛生当局への報告時間は、毎日午後12時までとする。

 ▽感染の見つかった省の疾病予防コントロールセンターでは、人への感染の監査範囲を拡大させ、感染の見つかった地域では県級の病院などの医療機関に人員を派遣し、重症のインフルエンザと原因不明の肺炎の病例を積極的に調査し、サンプルを採取し検査すること。

 ▽感染地域の消毒作業を徹底するために、農業部門と協力して家きん類の排泄物の無害化処理を行い、隠れた危険を取り除くこと。

                      「人民網日本語版」より 2004年2月16日