農業部の賈幼陵・総畜牧師(高病原性鳥インフルエンザ対策担当報道官)は23日、人民網のBBS「強国論壇」にゲストとして出演した。賈総畜牧師は、鳥インフルエンザの感染地域での隔離・封鎖の解除について、「鳥インフルエンザは、中国では抑制されつつある」との認識を示した。一方で、現在はまだ鳥インフルエンザの「多発期」にあたり、新たな疑い例が見つかる可能性が残ることを指摘。「対策担当の各部門は高い警戒心を保つ必要があり、気を抜いてはならない」と強調した。
賈総畜牧師によると、国際規準は「鳥インフルエンザの完全撲滅」の要件として、「鳥インフルエンザに感染した家きんの最後の一羽を処分したのち、国内で6カ月以内に新たな疑い例が報告されない場合」と定めている。
賈総畜牧師は、「鳥インフルエンザ対策の戦い、現在折り返し地点に達した。4月末か5月初旬には、状況がさらに改善されるだろう」との見解を示した。
賈総畜牧師によると、高病原性鳥インフルエンザはその他の「A型」インフルエンザと同様、気温に対しては非常に敏感で、高気温・低湿度の状況下では感染の拡大を抑制しやすい。このため、4月と5月には鳥インフルエンザの感染が大幅に減少すると予想される。
「人民網日本語版」より 2004年2月25日
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