国家統計局は18日、中国共産党の第16回党大会から第17回党大会までの経済と社会の発展に関する報告を発表した。同報告の概要は次の通り。
第16回党大会以来、国民経済は成長速度を速めたばかりか、長期間持続し、安定性も良く、その総量は世界第6位から第4位に躍り上がり、1人当たり国民総生産(GNP)が中所得国に肩を並べ、5年間の発展により、国民経済・社会発展の第3期戦略目標の達成への堅固な基礎を打ち立てた。
2003年からの4年間は、改革開放以来、経済成長の速度が速く、持続時間が長い一時期だった。03~06年の国内総生産(GDP)成長率は年平均10.4%を示し、同期の世界平均である4.9%を5.5ポイント上回ったばかりか、改革開放以降の平均である9.7%を0.7ポイント上回った。経済は急成長を維持するとともに、比較的良好な安定性を保っている。
経済成長は急速なだけでなく、年度間の振幅も比較的小さい。03~06年の年間GDP成長率の最高値と最低値の差はわずか1.1ポイントで、経済は高水準で穏やかに移行している。
経済総量の世界順位は4年で2位上昇し、第4位となった。02年に12兆333億元だったわが国のGDPは、06年には20兆元を突破して21兆871億元に達し、年平均2兆2635億元の増加を見せた。総量の増加にともない、わが国のGDPは05年にフランスと英国を相次いで抜き、世界順位も第6位から第4位に躍り上がった。06年も第4位を維持し、米国・日本・ドイツの上位3カ国との差も縮まっている。02年に米国の13.9%・日本の37%・ドイツの71.8%相当だったわが国のGDPは、06年には米国の20%・日本の60.6%・ドイツの91・3%相当に増加した。これに応じて、世界に占めるわが国のGDPの割合も不断に高まり、02年の4.4%から06年には5.5%に増加した。
1人当たりGNPは約倍増し、中所得国に肩を並べた。わが国の1人当たりGNPは02年に初めて1000ドルを突破して1100ドルに達したが、わずか4年後の06年には2000ドルを突破して2010ドルに達した。これに応じて、1人当たりGNPの世界順位も02年の第132位から06年には第129位に上昇した。世界銀行の基準に従うと、わが国はすでに低所得国から中所得国への仲間入りを果たしたことになる。これはわが国が、小康社会の全面的な建設の過程において、また堅固な一歩を踏み出したことを示すものである。
「人民網日本語版」2007年9月19日
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