古い工業基地と呼ばれている中国の東北地区にある黒龍江、遼寧と吉林の三省の政府は、貿易拡大のため、太平洋の西北沿岸諸国と大西洋諸国を結ぶ国際的な航路の開設に力を入れている。
これはいま、北京で開催中の全人代会議と政協会議に出席しているこの三省の責任者たちが、記者会見の席上発表したもので、それによると、いま、東北地区から日本海に出る輸送航路は開設中で、ロシアと朝鮮の六つの港を海に出る地点に選んだほか、黒龍江省は、ロシア経由の日本への直接の輸送ラインの開設に力を入れ、更に中国とロシア双方も橋梁架設を計画中だという。
中国政府は、東北の各地方政府による1000キロ以上の東部鉄道の敷設加速を支持し、東北地方、ロシアと朝鮮半島を結んでいく計画である。
「CRI」より 2004/03/09
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