「私はずっと西部地域で暮らし、そこで勤務しており、西部地域に対し特別な思い入れがある。今日、私がたずさえてきた提案はわたし個人のものではなく、広範な西部地域の人々の心の声を代表したものである。なんとしてもこの呼びかけにお力添え下さい」と農業分野から選ばれた全国政協委員呂建中氏は記者にこのたっての願いを表明した。
西部大開発は中国共産党中央、国務院が全局をきちんと把握し、タイミングを見計って、成り行きを読み切って行った重要な戦略的政策決定であり、実施後5年来、広大な西部地域の経済と社会には大きな発展をとげた。呂建中委員は、西部地域の発展のステップを速め、市場経済の条件下の西部大開発の円滑な実施を確保し、西部地域の経済と社会のバランスのとれた発展をさらに促進するため、必ず『西部開発法』をできるだけ早く研究し、制定し、公布し、立法、法律執行と司法に対する監督メカニズムを確立し、それをさらに充実させ、努力してこの大開発のために望ましい法制面の環境を創り出し、法的保障を行わなければならないと見ている。同氏はまた、『西部開発法』の枠組みについて具体的な提案を行い、それには西部地域の投資と融資、公共施設の整備、人的資源の管理と開発、産業構造の調整、最適化とグレードアップ、資源の開発と保護、生態環境の整備などの法的規定が含まれている。
「チャイナネット」 2004年3月8日
|