中国証券監督管理委員会によると、2004年に証監会は「厳粛に真剣で、実効を重んじる」という原則にのっとって、証券、先物市場についての全人代や政協の提案を87件処理し、回答率は100％に達した。国有ならびに法人株の流通問題などの問題について解決策を模索している。

証監会によると、これらの提議と提案は内容が豊かで、対応性が強く、社会経済の発展と投資家の利益に密接にかかわりのあるものであり、全人代代表と政協委員が資本市場の改革・開放と安定した発展の推進および証券先物監督管理に関心を寄せていることが具現されている。提案の内容は資本市場の機能を十分に生かせること、資本市場の体系を健全なものにすること、証券先物市場の基盤整備と市場の監督を強化させること、国有ならびに法人株の流通問題を解決することなど四つの面に集中している。

87件の提案のうち、証券先物市場の基盤整備と市場監督の強化に関する提案が20件ある。

証監会は2004年に上場会社の管理レベルの改善に力を入れ、基本的制度を確立し、董事会の独自性を高め、上場会社の併合・買収・再編を奨励し、情報の開示を強化し、改善するなどの面から着手し、三つの措置をとって上場会社の規範化した運営レベルを高め、情報開示の義務づけを核とした監督管理制度を打ち立て、上場会社の信用評価システムと「管轄区の監督管理責任制」を積極的に推し進めた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「チャイナネット」　2005年3月2日