中国の温家宝総理は14日北京での記者会見で、「台湾問題の解決はまったく中国の内政であり、外国からの関与を許さないばかりか、それを恐れない」と表明しました。

温家宝総理は記者の質問に答えた際、「世界にはたった一つの中国しかない。大陸と台湾はまだ統一を実現していないものの、一つの中国という現実は少しも変わらないものだ。これは台湾海峡の現状でもある。非平和的な手段によって台湾問題を解決することは望むものではなく、一縷の希望さえあれば、最大の努力を払って国家の平和統一を促していく」と述べました。

温家宝総理は中国の軍事力の質問に答えた際、「中国は自衛という国防方針である。ここ百年来、中国は如何なる国も兵士を派遣して侵入したことはない。中国の軍事力は一部の国と比べ、大きな差がある。そのため、中国の軍事力の強化は如何なる国の脅威ともならない」と語りました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「CRI」より2005/03/14