中国人民政治協商会議第10期全国委員会(全国政協)第5回会議が3日午後3日に開幕した。賈慶林・全国政協主席は2007年における全国政協の6つの業務を提起した。
(1)「中国共産党中央委員会の人民政協(中国人民政治協商会議)業務の強化に関する意見」を着実に実行し、政協の国家政治における役割を十分に発揮する。「意見」の実行と総括業務を一体化させ、地方政協の業務経験交流会を適時行う。民主監督についての研究を強め、民主監督を政治協商・参政議政(政治に参加し、政治を論じること)の職能、および各通常業務の中に取り込む。民意反映業務、およびニュース広報業務を強化・改善する。中国の特色ある民主形式である人民政協の役割を発揮し、中国共産党第17回全国代表大会で提起された各任務実施のために貢献する。
(2)科学的発展観を実行し、国民経済のより良く、より速い発展の推進をめぐる建議・献策を行う。今回の全体会議期間中、政協委員・中央指導者でともに国是を討議する。政府業務報告と重要な法律草案について、各界委員で協議・討論を行う。国民経済発展における重大な問題と、第17回全国代表大会の精神の着実な実行をめぐり、常務委員会会議を開く。マクロ経済の強化・改善、経済構造とその転換・成長方法、社会発展の促進と人民生活問題の解決などに重点を置いた調査研究を行う。
(3)社会各界の力を団結させ、社会主義の調和のとれた社会の構築に貢献する。「以人為本(人を基本とする)」を堅持し、人民生活に関心を注ぎ、人々が最も関心を寄せ、最も直接的で現実的な利益問題の解決に向けて党・政府に積極的に協力していく。人民政協の調和のとれた関係、力、建議・献策、大局への貢献という役割を十分に発揮し、政党関係、民族関係、宗教関係、国内外中国人の関係の調和を促進する。人民政協における各民主党派と無党派の人々の役割、民族・宗教界の代表者の役割を発揮し、新たな社会レベルにおける団結と教育業務を着実に行い、政協の香港・澳門(マカオ)・台湾の華僑、華人との連絡業務をしっかりと行う。
「人民網日本語版」2007年3月3日
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