中国人民政治協商会議第10期全国委員会第5回会議に参加している寧夏の任啓興委員は、少数民族地域で人材育成及び知能開発のための専門基金を設立することを提案した。
少数民族地域の発展は西部及び中国の経済社会の発展にとって重要な意義を持つ。少数民族地域の発展を促すカギは、マンパワーへの投入を増加することにあるが、この巨額な資金の不足は少数民族地域が「自力更生」によって解決できないと見られている。
西部大開発以来、国は絶えず西部への資金投入を増やし続けており、5年間で2兆元を投下している。同時に、同じ時期の大部分の基本建設基金も西部に投下されている。これに対して、人材育成及び知能開発に対する資金投下はさらに強化されなければならないと見ている。
このため、国は民族地域で人材育成・知能開発の専門基金を設立し、国の先導的役割を発揮し、少数民族地域の発展の潜在力を掘り起こし、民族地域の発展のため、人材の面での制限を取り除かなければならないと任啓興委員は提言している。
「チャイナネット」2007年3月6日
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