北京市、オリンピック食品基準を大会後も継続適用へ

劉淇・中国共産党北京市委員会書記(全人代代表・北京五輪組織委員会主席)は全人代のグループ審議で6日、北京五輪の終了後も、その食品安全体制を継続する方針を示した。

劉書記は北京五輪の食品安全問題について、「北京五輪組織委員会と政府関係部門は国際基準に沿った対応を行う。すでにオリンピック飲食事業調整チームを立ち上げ、プランを提示した。基準については、トレーサビリティなどの面でオリンピックにおける食品の安全を全面的に保障し、口にする食品がすべて安全であることを確保する」と表明。「たとえば豚肉なら、トレーサビリティ制度によって、その豚がどこから来たのか、どこで屠殺されたのかなど、各段階をすべて調べることができる」と説明した。

劉書記はさらに、オリンピックで出す食品は添加剤の問題にも注意し、選手にドーピング疑惑を起こさないようにしなければならない点も指摘。今年後半に始まるテスト競技「好運北京」では、オリンピック時の食品安全体制を適用し、テスト競技をしてみてその改善を図る方針を明らかにした。また「北京市はオリンピック終了後もこの体制を継続し、首都の食品安全を新たな水準へと引き上げる」と強調した。

「人民網日本語版」2007年3月7日


 

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