中国人民政治協商会議第10期全国委員会（全国政協）第5回会議は9日、提案提出の最終日を迎えた。提案組（提案担当部会）によると、大会にはこの日午後2時までに4516件の提案が寄せられた。

同組の張怡・副組長は、「昨年の5030件に比べると数は減ったが、質は全体的に上がった。『提案作業の強化と改善に関する全国政協の意見』の発表が効果を上げ、意見提出の質的向上が図られている」と述べた。

張副組長によると、今大会への提案は大部分が党と政府の中心的作業および一般の人々が注目する問題に関わるものだという。例としては、現代的農業の発展、医療・衛生改革、教育事業の推進、伝統文化の振興、自然環境保護、所得格差など。分野別には、経済関連が44.65％を占め、その他の分野が55.35％となっている。

「人民網日本語版」2007年3月10日