陳世平代表、中央の政策は農村の義務教育の実施に力を入れる

陳世平代表は貴州省代表団の一員として総理の政府活動報告を審議する際、故郷の実情と結びつけて、農村の義務教育について次のように語った。

教育の発展を速めるため、今年は農村部の生徒のすべての費用を免除し、貧困家庭の学生に無条件の経済的サポートを提供することになった。農村の義務教育の費用メカニズムを完備させるため、保障の水準を引き続き高めていかなければならない。今年の全国農村部の義務教育に振り当てる費用は昨年より10%以上も増えることになった。

陳世平代表は貴州省務川県からきた代表で、この県はコーラオ(i?)族自治県で、わが国では二カ所しかない。同県の面積は2770平方キロ、391の行政村、43万人の総人口を擁し、コーラオ族とミャオ族の少数民族が80%を占めている。2003年から「二基(基本的9年制義務教育の普及と青壮年の非識字者を基本的になくすこと)」計画の実施によって、2005年には同県の教育は飛躍的な発展がとげた。現在、同県には小学校273校、中学校19校、聴覚障害児学校を含む293校の学校が設置されている。県内の小中学校の配置は合理的で、適齢児童は近くの学校に入学することができる。小学校の在校学生は5万人で、入学率は96.6%、15歳となって中学教育を受けたものは92.69%、17歳に中学教育を終えたものは65.88%に達しており、「二基」の目標は基本的に達成されている。各クラス政府は「二基」の実施を非常に重視し、教師は社会の最も重要な存在となり、教師たちの間にも教育を楽しむ気風が現れている。

務川県の一人当たりの校舎面積は小学生は2.9平方メートル、中学生は4.7平方メートル。10校の村の小学校と私立学校を除いて、90%の学校はちゃんとした校舎、200校の小中学校がきれいな学園に恵まれている。学校は地元で最もきれいな景観を有する場所となっている。党中央の政策は貧困家庭の生徒の就学を助けるもので、100%の小学生がその政策面での優遇を享受している。

「チャイナネット」2007/03/15


 

本社:中国北京西城区車公荘大街3号
人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。