温家宝総理は、16日、北京で、「腐敗を防ぐには、制度から手をつけるべきだ。権力の過度な集中を抑え、民衆による政府への監督を強めなければならない」と強調しました。
これは、温家宝総理が全国人民代表大会年次総会の閉会後の記者会見で述べたものです。腐敗取締りに関する記者の質問に答え、温家宝総理は、「腐敗を引き起こす原因は多いが、最も重要な点は、権力が過度に集中することや、それが効果的に監督されていないことなどにある。今後、政府の審査や許可が必要な事項、特に民衆の利益に関わる問題に対処する場合は、公開、公正、透明性を確保しなければならない」と指摘しました。
さらに、温家宝総理は、「汚職や腐敗に対しては、分野、人物、職務の如何を問わず、法に基づいて厳しく処罰を行うべきだ」と強調しました。
「中国国際放送局 日本語部」より2007年3月16日
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