中国の温家宝総理は16日、全国人民代表大会閉会後の記者会見で、民生生活や腐敗取締りなどについて、記者の質問に答えました。
民生問題について、温家宝総理は「中国は法律の整備を通じて、貧困者の生活状況を改善する。中国はすでに農業税、農業特産税を撤廃し、9年制の義務教育を無償で行う制度を実施し、これに関する法律を制定した。また、都市部と農村部をカバーする最低生活保障制度を普及し、都市と農村の医療制度改革案を制定している。これらの措置によって、貧困層の人々の生活状況を改善することが出来る」と述べました。
腐敗取締りの問題について、温家宝総理は「権力が過度に集中される現象を少くし、政府に対する国民の監督を強化させるべきだ。汚職や腐敗はどの分野でも、ポストがいくら高い人でも、それを法に基づいて、厳粛に処罰しなければならない」と述べました。
「中国国際放送局 日本語部」より2007年3月16日
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