唐外交部長、朝鮮の核問題について語る


 唐家せん外交部長は6日、第10期全国人民代表大会第1回会議の記者会見で朝鮮の核問題について次のように述べた。

 「中国側は、朝米の直接対話を主張する。しかし、この問題で朝鮮に圧力をかけたり、或いは制裁をくわえたりすることには反対する。こうしたやり方は朝鮮半島の情勢を更に悪化させるだけでなく、朝鮮の核問題の解決にマイナスとなる」。

 「中国側は、朝鮮が核兵器を開発する意思がなく、朝米双方でこのことを確認することが出来て、朝鮮側が核査察を受け入れることが出来るとの朝鮮の姿勢に注目している」

 「朝鮮半島の緩和や安定と朝鮮の核問題の平和的解決にプラスとなる提案に対し、中国は積極的で、開放的な態度を取る」

(「北京週報」より)2003.3.7