経済成長率は、これまでの全人代や政協でも焦点だったが、今回はさらに注目されている。政府活動報告は、今年の国民経済の成長率を7%にすると提起したが、北京の第10期全人代に参加した代表たちは、自分たちの生活から体験的に「7%の所期目標は人々の感覚にぴったり来るものだ」と言っている。
湖北省発展計画委員会主任の李宗柏代表はこう述べている。
「経済成長率と就業は非常に密接な関係がある。ある推算によると、経済が1%成長するごとに、70万から80万人の就業が新たに生み出されるという。今年の政府活動報告が提起した7%の成長によって、だいたい560万人の就業が新たに創出されることになる」
また、江西省交通庁庁長の蒲日新代表はこう述べている。
「投資、輸出、消費は、経済成長を牽引する『三頭立ての馬車』といわれている。今年、国は1400億元の建設国債を引き続き発行するが、この1400億元の資金は、農村、中西部地区、科学技術教育などに傾斜的に重点配分される。これは農民の生活条件や中西部の農民の収入、さらに教育や衛生などが改善されることを意味している」
江西省財政庁庁長の胡幼桃代表は「国内総生産(GDP)を構成する三大要素である個人、企業、財政の各収入のうち、個人収入は一般に60%から70%という相当大きな比重を占めている。7%の経済成長率を保持すれば、人々の収入はそれに応じて増え、安定的に増加することができるだろう」と述べている。
(新華社より) 本誌翻訳 2003.3.10
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