広東省の新任の省長である黄華華氏は、「官僚風を吹かせない実務家」という印象を人々に与えている。彼は調査研究を非常に重視し、第一線の現場に行って調査し、着実に成果を上げ、問題の見方が非常に正確だという評価を得ている。
黄省長は終始、経済の発展に重大な影響を及ぼす問題、例えば国有企業の改革にたいへん関心を寄せてきた。広州市党委書記だったころ、彼は常に企業に出向いて調査してきた。広州のエチレン・プロジェクトは80億元以上投資したが、完成後の生産能力は低く、三カ月の試験操業期間だけで一億元以上の赤字となった。彼は調査研究の末、自分で問題解決に奔走し、現在このエチレン・プロジェクトは資産の再編を通じて、良性循環を始めている。
黄省長は今年1月20日の省長就任の演説の中で「国際競争力の増強を核心として外への発展を促し、科学教育によって産業の振興をはかることによって、持続的な発展が可能だ」と述べた。中国最大の経済省である広東省の新省長の目には、「国際競争力」という言葉が、自分の実施する政策の重要な言葉になっている。
本誌編訳 2003.3.10
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