予想されるアメリカとイラクの戦争の影響で、国際市場では、石油の価格が急上昇し、わが国の関連分野の企業に影響を及ぼしている。石油問題は、常に代表たちの話題に上り、彼らの関心の的となっている。
全国政治協商会議委員安啓元は、「石油の安全供給を保障できないと、石油問題は中国経済発展のボトルネックとなり、現代化の実現を大きく妨げることにもなろう」と国家石油備蓄施設の建設の重要性を強調した。
全国人民代表大会代表、中国石油青海油田総会社の黄立功総経理は、イラクはわが国の主な石油輸入先の国ではないので、戦争の影響はそれほど大きいものではないと予想している。現在、国際市場の石油価格は主に西側の大国と国際大資本にコントロールされており、このような国際市場の変動こそ本当のリスクである。石油輸入先の多角化と石油会社の海外作業の展開が、石油危機に備えるための効果的な措置である。石油備蓄も重要で、一部の油田は開発を中止し、その資源を保存すべきであると、指摘している。
(「チャイナネット」より)2003年3月11日
|