中国政府は5年を一つの任期にしている。今年3月に開かれる全国人民代表大会と政治協商会議を前にして、最近の5年間を振り返ると、一般の人びとの生活に知らず知らずのうちに一連の変化が起こってきている。新聞や雑誌を開いてみれば、新しい言葉が次々と目に入ってくるし、新しい思考がいっぱい目に映る。これらはみな時代の進歩と庶民生活レベルの向上を裏付けるものである。
食べ物の面では、過去の食品の不足から現在の「食品構成」、「栄養バランス」、衣類の面では、「ナウい」、「クール」、「アバンギャルド」などが消費者のよく口にする語彙となっている。住宅制度の改革につれて「分譲住宅」、「不動産業」、「住宅展示会」が日増しに人びとの注目を集め、ローンでの住宅購入はモダンな消費となり、「マイカー」という言葉は個人乗用車の普及を物語っている。昨年の自動車販売市場では70%の車が個人によって買われた。そのほか、「ネットアクセス」、「E-メール」、「E-ビジネス」などのインターネット関係用語が人々の日常用語となり、春節(旧正月)期間の携帯メールはお正月祝いの方式として人々に好まれている。
なお、現在の中国人は休暇を大切にし、「ゴールデンウィーク」を利用して旅行することは多くの人々の祝祭日連休の過ごし方となっている。今年の春節の期間には、桂林などのような観光名所に内外の観光客が殺到したことは言うまでもなく、広州市だけでも600万余りの観光客を受け入れた。
一般の人たちに対するあるサンプリング調査によれば、調査を受けた85%の人は今後の中国について楽観視しており、政府に対するコンフィデンス指数も大幅に向上している。
庶民のマインドと自信はその国の社会状況を反映するものである。人びとの楽観的な生活態度は中国経済の持続的発展を促進する役割を果たしている。こらからの中国は引き続き安定と繁栄を保ち、世界経済におけるその役割もますます重要なものになってくるだろう、と専門家は指摘している。(「チャイナネット」より) 2003年02月28日
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