杜青林・農業部部長、
農業と農村経済には趨勢的な六大変化が現われた、と語る


 三月十日午後、十期全人代一回会議が人民大会堂で催した内外の記者会見で、杜青林・農業部部長は中国当面の農業と農村経済情勢に触れたさい、次のように語った。過去の五年において農業と農村経済は大きな成果を挙げた。中国の農業に歴史的変化の起こった重要な時期であり、中国農業発展史上で画期的な意味を持つ要の時期であった。五年のたゆまぬ努力を通じて、農業の総合生産能力は大台乗せを実現し、農業と農村経済には趨勢的な六大変化が現われた。農業の優質専業品種の比例は大幅に向上し、農産物の品質も着実に高まった。農村改革は絶えず深まり、穀物・綿花の流通体制改革と農村税費改革の定位置テストも重大な成果を挙げ、農業の全方位開放の情勢がすでに形成された。農業科学技術の進歩と新規開発能力は大きく高まり、中国と世界の先進レベルとの差はいちだんと狭まった。農業産業化経営も大幅に前進し、受注農業の発展もきわめて快速で、農業の産業化は農村の都市化と工業化を促した。農業インフラ建設は著しく強化され、農業と農村にたいする国家の投入は増大し、農民の生産生活条件は目立って改善された。さらに喜ばしいのは、農産品価格の持続的低迷の状態にあって、五年来の農民の一人当たり年平均収入は3.8%増えた。昨年は4.8%増で、引き続く回復的増加の態勢を実現した。五年来の農業面での成果は得がたいものである。党と政府は「三農」問題解決のために出来る限りの力をそそぎ、全国農民を率いて大自然災害を克服し、農産物価格低迷、アジア金融危機のもたらす困難に打ち勝ち、WTO参加のための挑戦と試練に意欲的に立ち向かい、農業面で貴い経験を積み、今後の農業大発展の基礎を固めた。

(本誌編訳 2003/3/12)