第10期全国政協第1次会議は提案協商座談会を開催


 新華社情報北京3月11日発 第十期中国人民政治協商会議全国委員会第一次会議は11日午後、提案協商座談会を催し、政治協商会議の委員たちは財政部、中国国家税務総局、人事部などの6つの部の幹部たちと、大衆から大きな関心が払われている「所得分配格差」の課題について広範囲に意見を交換した。

 第十期中国人民政治協商会議全国委員会第一次会議は委員からの提案3668件を受取り、そのうち、「如何に収入格差を縮めるか」は政治協商会議の委員たちが最も関心を払っている問題の一つだ。第十期中国人民政治協商会議全国委員会提案委員会は今日、中国民主建国会中央委員会の「分配制度改革を一層進め、収入分配の格差を縮める」提案について、関連部門の幹部を集め要請し、意見を交換し、相談のうえ一致した。

 財政部、中国国家税務総局の幹部によれば、研究中または実施中の一連の収入分配格差短縮を目指す課税策は主に、個人所得税、財産税などに及んでいるという。労働と社会保障部、科学技術部、人事部の幹部たちは提案に対し委員たちに真剣に解答をした。

 座談会は民主と協商の雰囲気の中で二時間半続いた。陳明徳委員は会議完了に当たって、政府部門は真剣に下準備を整え、提案についての返答に満足していると語った。しかし、収入分配格差を解決するという並大抵ではない任務と比べれば、今日の協商はただ始まったばかりだ。中国民主建国会中央委員会はこの問題について一層調査研究をし、より多くの具体的な提案を政府部門に提出するという。

(「新華網」より)2003/3/12