インターネットは現在、中国人の生活の隅々にまで入り込んでいる。統計データによると、2002年末までに、中国のインターネット利用者数はすでに6000万に達したという。人々がメール、チャット、ゲーム、ショッピングなど、インターネットがもたらしてくれる生活の便利さを味わいながら、インターネットがすでに新たな民主への道筋になることも気付いている。
全国政治協商会議のトゥデンコチュ委員は、いつもオンラインフォーラムでネチズンたちと社会のホットな話題について討論しており、今回彼が提出しようとしている「チベット教育事業を促進すべきである」、「チベットカモシカを北京五輪のマスコットにする」という二つの提案には、ネチズンたちの知恵がちりばめられているという。
今回の全人代、政治協商会議期間中、多くの代表と委員たちはオンラインでネチズンたちのインタービューを受けている。3月5日、中国共産党江西省委員会書記の孟建柱氏はオンラインでネチズンたちとの交流の中で、一時間に100近くの質問を受けたが、質問者のなかには、出稼ぎで働いている江西省籍の人もいるし、アメリカに留学している江西省出身の人もいる。
「インターネットは一種の進んだ技術だけではなく、民主への新たな道筋にもなっている」と、全国人民代表大会代表の傅勇林氏は語っている。今回の全人代、政治協商会議では、多くの代表と委員たちがコンピューターを持参して、ネットで情報を検索したり、人々の考え方を調べたりするシーンはもうごく普通の情景となっている。
周錫生代表は、ネットは即時性、インタラクティブ性、普遍性などのメリットがあるため、中国の民主建設のなかでますます大きな役割を果たし、政府と一般の人々の間に交流、対話の橋をかけることになるだろうと語った。
(「チャイナネット」より)2003年3月13日
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