第10期全国人民代表大会(全人代)第1回会議は12日、記者会見を開き、労働・社会保障部の張左己部長と民政部の楊衍銀副部長が、就業と社会保障、最低レベルの生活保障、災害救助活動などについて国内外の記者の質問に答えた。
張部長は、昨年末時点の国内失業者数は770万人、失業率は4%、一時帰休者は410万人に達し、過去5年間で最高レベルにあると説明し、中国の雇用情勢の厳しさを強調した。そのうえで「失業問題の根本的解決が中国の発展につながる。今年の政府活動報告では、積極財政と安定的な貨幣政策、内需拡大方針の継続が不可欠であるとされた。マクロ経済政策の面では、雇用問題の解決に役立つといえる」と述べた。同時に張部長は、産業構造、企業構造、資本構造の調整を通じた、雇用拡大・増加の重要性を強調。「雇用のカギは大企業ではなく、中小企業、特に小規模企業が握っている」と語った。
(「人民網日本語版」より)2003年3月13日
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