傅志寰・全人代財政経済工作委員会主任は財政工作についての報告のなかで、2003年の経済と社会発展活動では、国民経済と社会発展の中での目立った問題の解決に力を注ぎ、国際情勢中の不確定要素を高度に留意し、憂患意識を高め、妥当に善処、対応しなければならない、と指摘している。
傅志寰主任は、次のように述べた。2003年度経済と社会発展計画草案にたいする人代代表の審査意見に基づき、財政経済委員会は以下の八提案をおこなった。
1、 国内需要拡大の方針を堅持し、積極的財政政策と安定した貨幣政策を実施する。
2、 農業と農村経済構造の調整を推進し、農村での各項目の改革をさらに突っ込んで行い、種々の方法を尽くして農民の収入を増加することを経済活動の最重点とする。
3、 就職の場を増やし、社会保障体制を絶えず完ぺき化さす。サービス業、中小企業、個人・私営経済の発展に力を入れ、労働集約型の産業を積極的に発展さす。多岐にわたって低収入者の制度を制定、完ぺき化する。
4、 経済構造調整を積極的に推進し、西部大開発を着実にすすめ、国有企業改革を引き続きさらに突っ込んでおこなう。広範にハイテクノロジー・新技術、先進技術を用いて伝統産業を改造し、ハイテクノロジー・新技術産業、とりわけ情報産業を大いに発展させ、情報化でもって工業化を引率する。国有企業の戦略的改組を推し進める。非公有制経済の発展を鼓舞、支持、引率する。
5、 金融改革を安定した歩みで推進し、金融による経済発展支持の度合いを高める。中国の国情に適した金融監査管理体制を確立し、金融にたいする監査管理を強化し、金融犯罪に打撃をあたえる。安定した歩みで金融の対外開放を拡大する。資本市場を規範化し、投資者の合法的権益を保護する。
6、 対外経済技術協力交流をさらに引き続き拡大し、対外開放の水準を高める。
7、 科学・教育による国家振興戦略と持続可能発展戦略を意欲的に実施し、社会事業の全面的進歩を促す。
8、 市場経済秩序を引き続き整頓・規範化し、公平競合、誠心・法遵守の市場環境をうちたてる。
(本社編訳 2003/3/16)
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