経済と社会発展の中で解決を待つ困難と問題


 傅志寰・全人代財政経済工作委員会主任は、十期全人代一回会議主席団にたいしておこなった財政活動報告のなかで、次のように指摘した。2002年の国民経済は良好な発展の勢いを引き続き保ち、経済運行状況は予期したよりも総体的に良好だったが、若干の困難と問題も存在した。それらは主に以下のようなものだ。経済伸長が有効的需要の不足と供給構造の不合理性による制約を受けた。財政収支の矛盾が強まった。就職と再就職の情勢が厳しさを増した。農民の増収が困難で、農村消費の需要が依然として不足した。市場経済秩序が依然としてわりあい混乱状態にあった。ゆゆしい安全生産事故がいくども起こった。と同時に、収入の分配、投資構造、金融分野と生態環境等の面でなお潜在的に憂慮すべき問題が存在し、科学技術・教育投資と持続的発展能力の増強が待たれる。

 傅志寰主任は、これらの矛盾と問題を高度に重視し、確実に有効的な措置をとって解決しなければならない、としている。


                 (本社編訳 2003/3/16)