「独立思考と独立見解には賛成だが、根拠なしの編集と推定には反対する。監督と管理の責任をわたくしは断固として負うが、公衆の日ごと
に向上する判断力をも信じます」とは、当面の報道・出版状況にたいする個人の見解を率直に披露した楊牧之・全人代代表、新聞出版署副署長の言葉だ。
「現在、中国の出版業の環境はますます大様化していて、形式主義の審査・許可はすでに徹底的に捨て去られ、社会主義の根本的大方向に違反しない書物はすべて出版できる」「社会全体の判断はますます客観的事実に接近しつつある」と楊副署長は語った。出版環境の大様化は双方向性の作用のもとに生まれたものである、と楊副署長は見ており、「人々がますます開放的になると、対応能力もますます強くなり、政府はより多くの制限をする必要がなくなる」とする。
2002年、楊副署長は八千人の従業員を擁する中国出版集団任管委会の主任の職につき、現代文化産業を主に受け持った。楊副署長の思惟方式にはより大きな調整が見られた。「以前に主に考慮するのは社会的方向性の問題だったが、現在は収益効果。出版社の責任者たちが関心を払うのは、一冊の出版物がどれだけの利益をもたらすかです」この数年の報道・出版市場化の改革は成功しており、記者たちの素質も過去より大きく向上し、問題思考に秀でた記者が増えた、と楊署長は見る。
(本社編訳 「新華網」より 2003/3/16)
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