「世界一流の企業になるために、世界的にも有名なブランドを創出しなければならない」と、全国人民代表大会代表、正泰グループの取締役兼社長南存輝氏は、中国企業が強大になるための道を示唆した。
南代表は、WTOに加入して以来、中国経済は世界経済と一体化し始めているが、強大な製造業と世界で知名度の高いブランドの欠如という矛盾にも直面していると指摘した。いかにして知名度の高いブランドを創出するかということについて、南代表は企業文化と製品品質の重要性を強調した。企業文化はブランドの魂のようなもので、特色のある制度文化、精神文化と正しい価値観をはぐくみ育ててこそ、ブランドに精神的な力を注ぐことができるのだ。製品の品質はブランドの知名度の決め手であり、一流のブランドは必ず一流の製品によってささえられるものでなければならない。
マスコミによる宣伝のブランド創出における役割を認めながら、南代表は、大げさな宣伝だけを頼りにして、製品の品質を重視しないのは考え違いであり、競争力のある製品、競争力が強い企業はブランドの本当の中味であると指摘した。
(「チャイナネット」より) 2003年3月17日
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