人々の意志がここに結集された――3月15日、第10期全国人民代表大会(全人代)第一回会議は、159名の全人代常務委員会委員を選出した。これは2900余名の全国人民代表が選択した結果である。
団結の力もここに結集された――3月13日、第10期全国政治協商会議第一回会議は299名の全国政協常務委員を選出した。これは各民族、各界の大団結と大連合を集中的に表している。
中国の政治の舞台で、人民代表大会制度は国家の根本的な政治制度として、また中国共産党が指導する多党合作と政治協商制度は国家の基本的政治制度として、それぞれ重要な役割を発揮し、中国の特色ある社会主義民主政治の本質と特色を鮮明に体現してきた。
法律や全人代議事規則、政協章程に照らして、全人代常務委員、全国政協常務委員はそれぞれ全人代代表、全国政協委員の中から候補者が出される。中国共産党の各クラスの組織や各民主党派、全国工商連合会およびその他関係各方面は、全人代常務委員と全国政協常務委員の中で中国共産党から選ばれる人と共産党以外から選ばれる人に分けて推薦を行う。中国共産党中央は広範な民主的推薦と民主的協商の基礎の上に、全人代常務委員と全国政協常務委員の推薦名簿を提出し、それぞれ会議主席団に推薦する。
これを法に定められた手続きに基づいて主席団が協議して表決した後、それぞれ各代表団や各界別の委員に渡され、協議される。
中国共産党中央が提出したのは、第10期全人代常務委員では、共産党から選ばれた人は70%を超えず、非共産党員は30%を下回らず、第十期全国政協常務委員では共産党から選ばれた人は35%を超えず、共産党以外から選ばれた人は65%より少なくなかった。
第10期全人代と第十期全国政協の開催期間中、全人代代表と政協委員は厳粛、かつまじめに、大会主席団が提出し審査を求めた人選の名簿を検討した。そして3月15日、全人代は167名の候補者の中から5%の差額選挙によって159名の全人代常務委員を選出した。そこには注目すべき大きな変化があった。
まず新人が多数を占めたことだ。新たに常務委員に当選したのは122名で、全体の76・7%を占めた。また女性や少数民族の委員の数が明らかに増えたことだ。女性委員は21名で、13・2%を占め、第九期全人代第一回会議の時の12・7%を上回った。少数民族は24名で、15・1%を占め、前期の13・4%より多かった。
常務委員の年齢分布も広くなった。平均年齢は60歳で、第9期第1回会議に比べ3・4歳若くなった。65歳以下は125名で、78・6%を占め、前期より18・9%高くなった。
3月13日、第10期全国政協第一回会議は表決によって、299名で構成される全国政協常務委員名簿を可決した。その中で新たに常務委員になったのは175名で、58・5%を占めた。共産党以外から選ばれた常務委員は195名で65・2%を占めた。女性は35名で、11・7%を占め、前期より1・7%多くなった。少数民族は37名で、12・4%を占め、人口が100万人を超える18の少数民族からみな常務委員が選出された。平均年齢は61・9歳で、前期より2・2歳若返った。
(新華社より)本社編訳 2003/3/17
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