温家宝総理、中日関係についてコメント

 北京の人民大会堂で開かれていた第10期全国人民代表大会(全人代)第1回会議が18日午前に閉会した。これに引き続き、国務院の温家宝総理が記者会見を行い、中日関係について記者の質問に答えた。

 ――今年は日中平和友好条約締結25周年に当たるが、年内に訪日する予定はあるか。

 中日関係の問題について、少し話しておきたい。中日は一衣帯水の隣国で、2千年以上の交流があるが、近代史においては大きな曲折があった。日本の中国侵略の歴史にいかに正しく向き合い対応するか。これが一貫して中日関係を発展させる政治的基礎だ。われわれは日本政府が中日間の3つの文書を厳守し、歴史を鑑(かがみ)とし、未来に向かうことを願う。

 われわれは、ハイレベル交流を含めた日本の各方面との関係発展を望んでいる。私自身としては、適当な時期に日本を訪問したいと考えている。

          (「人民網日本語版」より)2003年3月19日