今日、本誌記者は全国政治協商(政協)会議の医薬・衛生領域の小組討論会に参加した。政治協商会議の仕事はますます実務的となり、委員の提案にたいして提案数に重きを置き質に重きを置かないこれまでのやり方を改めた、と委員たちは口々に述べた。
黒竜江省の政協委員・趙学銘氏は皮膚病医師で、古参委員だ。「政協会議に参加するのはこれで六度目だが、深く感じるところがあります。われわれは以前には、『花瓶』のような飾り物で議論だけを発表して実際問題は解決しない、と言われたものだが、今は違います。立派な提案でさえあれば、各級の政府は重要視して、力を入れて解決します」と記者に語った。昨年、趙学銘氏が松花江の水質汚染問題の解決について提案したところ、地元政府では専門要員を委任・派遣して問題解決の実行化に当たった。
方積乾委員はかなり肥満体で、発言するごとに大汗をかくのだが、それでも、どしどし発言する。広州中山大学の教授であり、毎年とも常時アメリカで研究活動にたずさわっている。今大会参加のために空路アメリカから広州へ戻り、その夜のうちに北京へ急行したそうだ。「何年も委員を務めていますが、今年の政協小組の討論を通じて、委員たちの提案が熟考された末のものであり、誰もが参政と政治討議をますます重視している、と感じました」と方積乾委員は記者に今大会にたいする満足の意を表す。方委員が今大会のために携えた提案は「海外留学者の役割をどのように発揮さすか」に関するものだった。
(本誌記者 王 浩)人民中国インタネット版 2003.3.6
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