朱鎔基総理、当面の経済、社会面の問題を指摘 国務院の朱鎔基総理は3月5日午前の政府活動報告で、当面の経済生活、社会生活における問題について次のように述べた。 われわれは当面の経済生活、社会生活においてなお少なからぬ早急に解決が待たれる問題が存在していることも冷静に見て取っている。それは主として次のようなものである。農民の収入の伸びが鈍化して、一部の主要食糧生産地区と重度罹災地域における農民の収入が減少し、一部の地方では賃金の遅配が深刻で、一部の企業の生産と職員・労働者の生活がなお困難な状態にあり、就業のプレッシャーが増大していること。産業構造の不合理さと経済体制の深層にある問題がいまだに解決されておらず、生態環境の問題は依然としてかなり際立ったものがある。地方保護主義は何度禁止されても止むことなく、市場経済秩序は引き続き整頓が待たれている。一部の地方、部門及び指導幹部の中に見られる形式主義、官僚主義が大流行し、虚偽や欺瞞、派手好みが甚だしく、一部の腐敗現象がなおかなり目立っていること。一部の組織が法規に背いて財政資金と特別項目資金を流用していること。法律があるにもかかわらずそれに依拠せず、法律の執行は厳格でないといった問題がかなり普遍的に見られていること。重大な事故が時おり発生していること。一部の地方では社会治安状況がよくないこと。 これらの問題は長年にわたって積み重ねられてきたものもあれば、仕事の中の欠点および過ちと関わりのあるものもある。われわれは必ず高度に重視し、これらの問題の解決のために強力な措置を取らなければならない。(「人民網日本語版」より) |