田晶さんは勝ち気で向上心が強い女性だ。最近、同僚と一緒に古筝(琴)を買い、自ら習い始めたが、必ず上手になってみせると勢い込んでいる。すでに何曲か演奏できるようになり、始めは半信半疑だった友人たちも彼女のことを笑うことはできなくなった。
「紫竹」茶芸園に来る前の職場のマスターは、スタッフを大切に扱わず、彼女は理由もない叱咤にあきれ辞職を申し出た。マスターに引き止められたが、「こんなマスター、こちらからお払い箱よ」と決意を変えなかった。
現在、一番の希望は二〇〇八年北京オリンピック前までに北京に落ち着ける場所――幸せな家庭を作ること。そして可能ならば、自分で茶芸館を持ちたいと彼女の夢は広がる。
AM8:30 同僚と近くの紫竹院公園でバトミントンやフラフープをして汗を流す。茶芸館のウエイトレスはスマートな体形を保たなければならないので、運動は欠かさない。 AM9:30 洗面を済ませた後、制服に着替え身支度をして、さあ出勤。
PM5:30 お客さんが少なくなり手が空いたので、茶殻を日に干す。これを中に詰めると体にやさしい枕ができる。
PM6:00 遅番のウエイトレスが出勤してきたので、彼女と一緒に茶具を点検して仕事を引き継ぐ。
PM8:00 同僚と一緒に英語を勉強する。今日は発音矯正。 PM11:00 街で散歩をしたりおしゃべりをしたりする。 AM0:00 就寝。