【崔さんの一言】
毎日仕事が忙しく、自分の時間はほとんどありません。しかしお客様の笑顔が最高の報いです。。

  崔さんが就職したとき、中国はちょうど改革開放の初期だった。シェラトングループは北京初の合弁の5つ星ホテル「北京シェラトン長城ホテル」をオープン。崔さんはボーイの助手から始まって、1年後にはチームリーダーに昇格した。

  シェラトンホテルでの仕事経験は、貴重な財産となっている。ある時、外国人のマネージャーが、自分がボーイをしていたのは18歳の頃だと話してくれた。当時18歳だった崔さんは、「自分はいつになったら彼のようなポストに就けるのだろうか」と思ったことを今でも鮮明に覚えている。

  ボウリングが好きで、ホテル内のボウリング大会で3位に入賞したこともあるほどの腕前。しかし現在は、もっぱらゴルフをたしなむ。

  仕事が忙しくて付き合いが多く、家にいる時間が少ないため、妻と娘には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。子育てや老人の世話は妻に任せっきりになっている。そこで、時間ができたら、家族を海外旅行に連れて行こうと計画している。


   
[AM7:30]
ホテルに到着。まず自分の部屋で(ホテルから宿舎として一室を支給されている)、シャワーを浴び、服を着替える。



  [AM8:00]
コーヒーショップで朝食の準備状況をチェックしてから、フロント、電話交換室、倉庫の仕事状況を確認する。

 
   
[AM10:30]
朝のチェックが終了したら、コーヒーショップで朝食をとる。メニューは紅茶とオレンジジュース、目玉焼き。



  [PM4:00]
午後は会議に出たり、各種の書類に目を通したりした後、客室の衛生状況を抜き打ち検査する。

 
   
[PM6:30]
今年の中秋節と国慶節のイベントや従業員への贈り物について、同業組合員たちと話し合う。



  [PM10:00]
ホテル保安部の監査室で、保安スタッフとともに今日の監視ビデオをチェックする。11時半、宿舎に戻って就寝。
 


【職場拝見! 】


12平方メートルの個室で、部屋の外は秘書室。ホテルの地下2階にあるため、通気性が悪く、体にはあまり良くない。しかし、ホテルの仕事はお客様第一であるため、構わないと崔さんは話す。

 

 

持ち物
チェック!
ノートパソコンを入れることが出来る大きなバッグ。
  約200元で購入したハンドバッグ。洋服にも合わせやすいし、オシャレでカッコイイので気に入っている。

 
 

ホテルから支給された仕事用のノートパソコン

 
 

柄が違う3本のネクタイ。外部との交際や会議に参加することが多いので、さまざまなネクタイを携帯している

 
 
香水

 
  SONYの携帯電話(約8000元)。このようなビジネス機能の付いた携帯は、とても便利なので気に入っている

 
メモと万年筆。毎日ホテルを巡察するとき、問題点をここに書き留める

 
 
【プロフィール】 1965年北京市生まれ。職業高校を卒業した後、北京シェラトン長城ホテルに就職。18年間務めた後、北京国賓酒店と北京長安大飯店で総支配人の役に就く。当時、最年少の5つ星ホテルの管理者であった。05年1月から北京船舶重工酒店の総支配人に就任。(2005年11月号より)

 
本社:中国北京西城区車公荘大街3号
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