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【木さんの一言】講義、研究、雑誌編集をしっかりやり、生活を楽しんでいます。 |
中国西南部辺境の高い山峡には、一本の曲がりくねった古道がある。かつては、雲南、四川、チベットを結び、インドやネパール、ミャンマーなどへ続いていた。馬を使って主に茶葉を運んだこの古道の歴史は、漢代まで遡ることができる。
木霽弘さんの故郷・雲南省麗江は、古道沿いの重要な町であったため、木さんは幼い頃からこれにまつわる話を聞き、強い興味を抱くようになった。
友人たちと一緒に、以前は「南方のシルクロード」と呼ばれていたこの古道の実地調査と研究を進め、1987年、「茶馬古道」という名前を提案。これは学術界でも承認され、広く使われるようになった。
その後、5人の学者と馬で3カ月かけて2700キロの「茶馬古道」を調査し、それを本にまとめた。また、映画監督・田壮壮、作家・阿城とともにドキュメンタリー映画『茶馬古道―徳拉姆(ダラム)』を作った。この映画は2004年、全世界で公開された。
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