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【蔡さんの一言】
新聞を配達したとき、お客さんから「ありがとう」という言葉をもらうのがとてもうれしい。
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『新京報』は2003年11月に創刊された北京の人気大衆紙。同紙の配達や勧誘の仕事は、業績を厳しくチェックされるため、蔡小強さんは毎日忙しい。毎朝自転車で新聞を配達したあと、自分の管轄区内をまわり、勧誘にいそしむ。
まだ若い蔡さんにとって一番辛いのは、朝早く起きること。4時45分から55分までの間に必ず起きられるよう、携帯電話のアラームを4回、分刻みにセットしているという。この10分間の一分一秒は非常に重要なのだ。
いつも元気いっぱいの明るい性格。笑顔が香港の俳優、余文楽(ショーン・ユー)に似ていると周囲の人々に評判で、みんなに好かれている。
自分の生活に張り合いを持たせようと最近、短期目標を立てた。できるだけ早く北京の道に精通し、来年には軽トラックを使って配達するということ。そうすれば、もっと広い地域にもっとたくさんの新聞を配達でき、今の苦労を軽減できるからだ。
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