SARS科学技術研究プロジェクト85件がスタート


 科学技術による重症急性呼吸器症候群(SARS)封じ込めに向けた取り組みが、国内で全面的に展開されている。85件のプロジェクトがすでにスタートしており、実施に必要な経費は1億800万元に上る。

 科学技術部の徐冠華部長は12日、全国の科学技術部門関係者が参加して行われたSARS対策の電話会議で、科学技術の研究チームの急務として、(1)流行の法則と伝染のメカニズムを速やかに解明し、感染を断ち切る有効的な措置と方法を打ち出す(2)治療の指導方案を科学的にまとめ、特別な診察・治療方法と特効薬を開発し、死亡率低下に努める(3)感染からの防護に関する研究に取り組み、医療グループ、特に患者に直接接する医療スタッフの防護能力を高める−−といった3点を挙げた。

                      (「人民網日本語版」より)2003年5月15日