新しい農村合作医療制度を構築


 衛生部疾病制御司司長の斉小秋氏はこのほど、政府の指導の下で、農民が自発的参加し個人、集団と政府による資金調達で重病の統一的対策を主とする医療援助制度という新しい農村合作医療制度を構築することになる、と語った。

 昨年10月、中国共産党中央、国務院が『農村の衛生をさらに強化する決定』をおこない、今後医療衛生機構の予算の増加分は主に農村に使うことになる。今年から中央財政は都市部を除く中・西部地区の新しい農村合作医療に参加する農民に1人あたり毎年10元の基準で補助を与える。現在、衛生部は財政部とともに具体的な文書類を作成し、テストの仕事がすでに全国で始まっている。

  新制度は過去の合作医療とは違うものである。過去における計画経済のもとで構築した合作医療制度は主に集団の資金を利用して農民の医療問題を解決するものであったが、新制度は主に政府の指導、農民の参与、各クラス政府の資金調達によって農民の医療問題を解決するものである。

 新制度を推し進めると同時に、公共衛生防疫を強化し、各地区とくに中・西部地区の治療能力を高めるために、統一的に資金を調達する。

               「チャイナネット」より 2003年5月26日