新華社情報合肥5月25日発 衛生部とWHO(世界衛生機関)のSARS共同対処グループは25日、安徽省に対する6日間にわたる視察を終え、同省のSARS防止治療作業を認めた。
共同対処グループは5月20日に安徽省に到達してから、報告の聞き取りや現地専門家との会談、病室や実験室への立ち入り調査、資料調査、医療関係者の訓練などにより、相次いで同省の合肥市、阜陽市及び周辺地域を視察した。グループは6日間で指揮部1ヵ所、疾病制御センター3ヵ所、指定病院2ヵ所、村の衛生拠点2ヵ所を視察した。
中国側のリーダーである馮雪英氏は共同対処グループのかわりに安徽省の防止治療作業について評価した。同氏の話によると、同省の各クラスの政府はSARS防止治療作業を極めて重視し、組織指導・指揮システムと円滑な疫病報告ネットワークを築き上げ、民間で疫病情報収集を広げ、省、市、県に張りめぐらされたSARS患者の救助システムを形成した。
同氏はまた、安徽省が自らの実状にあわせ、重点的地域、部門、人群を対象とした防護措置を制定・実施し、公衆に対し健康教育活動を展開してきたことを高く評価した。
一方、WHOの専門家である白賢徳氏は同省政府の交流会において「安徽省の都市部と農村部に張りめぐらされた感染状況の監督報告ネットワークと円滑な感染処理医療救助ネットワークは安徽のSARS防止治療に積極的な推進作用を果たし、特に農村地域における疫病情勢の監督、報告、処理及び医療救助の能力を強めた」としている。
「人民網日本語版」より 2003年5月26日
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