賈慶林氏、「両手抓」をあくまでも貫徹、
実施、「双勝利」を勝ち取る


 新華網情報北京5月19日発 中共中央政治局常務委員、中国人民政治協商会議主席の賈慶林氏は先日、河北省と広西チワン族自治区を実地調査した際、新型肺炎(SARS)防止・治療と経済の穏やかな発展を守ることは現時点で中国人民の前に持ち出されている二重任務で、各クラスの党委員会と政府にとって極めて重要視し、有力策を講じ、新型肺炎の防止治療と経済建設両方ともに力を入れ(両手抓と略)、双方ともに勝ち抜き、国民の健康を保障し、経済社会の発展を促さなければならないと強調した。

 5月11日から19日にかけて、賈慶林氏はそれぞれ河北省委員会書記の白克明氏、省長の季允石氏と広西チワン族自治区党委員会書記の曹伯純氏、自治区主席代理の陸兵氏の案内で、相次いで河北省保定、邯鄲、(開+おおざと)台、石家庄と広西チワン族自治区北海、百色、南寧などを訪ね、企業、農村、病院、貿易部門、コミュニティ、機関と学校に深く入り込み、防疫と生産経営業務を実施調査し、医療関係者を慰問した。

 視察期間中、賈慶林氏は相次いで河北省と広西チワン族自治区の活動報告を聴取したうえ、胡錦涛同志を総書記とする党中央の強力な指導の下で、全国人民の共同努力をふまえ、全国での新型肺炎の防止・治療活動に段階的な進展を遂げているものの、現時点での疫病情勢が相変わらず厳しく、我々はとくに用心し、いささかも緩めてはならず、まぐれを期待するようではいけなく、各クラス党委員会と政府にとって必ずいろいろな困難と複雑な局面に応酬する準備を整えており、着実に指導を強化し、強力に集団による防止・治療、共同な防止・制御を進め、疫病に抵抗する厳密な防御線を構築し、この堅塁攻略戦に勝ち取ると指摘した。

 経済発展、国力強化こそがいろいろな困難に打ち勝つ基礎だ。当面の新型肺炎と戦う情勢下、我々は新型肺炎防止・治療と経済建設双方ともに力を入れ、信念を固め、時機を判断し情勢を推し量り、チャンスを掴み、優位性を生かし、特色を目立たせ、発展を加速化させる。新しい社会消費需要に細心の関心を払い、強力に経済構造の戦略的調整を進め、新しい経済成長ポイントと消費ホットスポットをもりたて、どんどん広範囲な大衆の物質文化生活水準を高めることだと言う。賈慶林氏は革命老区(古くから解放された地区)と少数民族地域の経済発展の加速化と貧困扶助(貧しい家を助けて生産力を高め、貧困な状態から抜け出すこと)業務の更なる進展について意見を発表した。

 視察期間中、賈慶林氏は陜西省と広西チワン族自治区の政治協商会議、統一戦線工作部のトップ、諸民主党派、商工連合会のトップ及び無党派人士らと座談した。

                          (「新華網」より) (2003/05/21)