「上海は安全」 WHO視察


 上海で2日間にわたって重症急性呼吸器症候群(SARS)の予防措置に関する視察を行っていた世界保健機関(WHO)職員は28日、「上海市政府のSARS予防対策は科学的かつ効果的だ。上海が安全な都市だと信じる」と語った。

 今回の視察目的は、上海の出入境時の予防措置に関する調査。WTO職員は、空港、鉄道、出入境検疫センターなどで全面的かつ詳細に視察を行い、上海でのSARS予防対策を高く評価した。WHOの臨時顧問を務めるヒラリー博士は、上海での対策を他の地域や国でも採用するよう、視察の最終報告で提案する考えを示した。

        「人民網日本語版」より 2003年5月30日