衛生部新聞弁公室は20日午後、香港、澳門(マカオ)、台湾を除く国内の重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染状況を発表した。発表によると、同日午前10時までに新たに報告されたSARS患者は17人(「疑い例」患者がSARS感染者と確定されたケース15人)、退院者は106人、死亡者は5人となった。
国内の省・自治区では、4カ所で新たな感染と「疑い例」が、7カ所で新たな「疑い例」が確認された。残る20カ所では新たな感染や「疑い」はともに見つかっていない。
新たな感染者は地区別に、北京市12人(退院46人、死亡4人)、河北省3人(退院16人)、山西省1人(退院8人)、内蒙古自治区1人(退院4人)。北京市の新感染者のうち10人は、「疑い例」患者がSARS感染者と確定されたケース。
新たに報告された「疑い例」は38人に達した。地区別には、北京市17人、天津市1人、上海市1人、河南省1人、 広西チワン族自治区1人、山西省2人、遼寧省2人、湖北省2人、河北省1人、内蒙古自治区1人、広東省9人。
これまでの累計では、感染者は5248人(うち医療関係者959人)、退院者は2254人、死亡者は294人となった。「疑い例」患者の累計は1936人に達した。
(「人民網日本語版」より)2003年5月21日
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