ジュネーブで開催中の第56回世界保健機関(WHO)総会に出席している中国代表団は19日、中国政府は間もなく大型の疾病抑制センターを設立し、公衆衛生体系をさらに充実させる予定であることを明らかにした。
新しい疾病抑制センターは、既存の疾病抑制センターを基盤に設立される予定。今回の重症急性呼吸器症候群(SARS)対策の中で確認された問題を踏まえて、規模の拡大と技術の向上を図り、既存施設の拡大と強化を行う。中国政府は80億元を投入し、2008年をめどに完成させる計画。
衛生部の部長で中国国務院の呉儀副総理は19日、トンプソン米厚生長官と会見し、中国政府の今回の計画を説明。トンプソン長官は、新しい疾病抑制センター設立のため、中国に対して技術協力を行う意向を表明した。
(「人民網日本語版」より)2003年5月21日
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