WHOとロシア専門家、中国のSARS予防と治療活動を評価


 WHO・世界保健機関のSARS問題担当の病毒学専門家ソルター氏とロシアの医師オニシェンコ氏は21日それぞれ談話を発表し、中国のSARS予防と治療面での活動を高く評価した。

 ソルター氏はイギリスのロンドンで開かれた記者会見で、「中国がSARSを抑制するため講じた措置は効果あるもので、また責任を負うものだ。中国とその他の東南アジア諸国のSARS抑制情況から見れば、SARSは抑制されるものだ」と述べた。

 また、オニシェンコロシア医師はモスクワで、「中国はSARSの予防と治療の面で著しい成果を収めた。これは中国政府が思い切った措置を取ったことと切り離せないものだ」と表明した。ロシアはSARSの予防と治療のため、約56万ドルの援助を中国に提供した。

 また、ベルギーの華僑ら中国人団体は祖国のSARSとの戦いを援助するため、21日中国のベルギー駐在大使館を通じて関係方面に4万ユーロを寄付した。

 一方、WHO・世界保健機関は21日ジュネーブで全世界のSARS最新感染情報を発表した。これによると、国際標準時間21日18時までに、世界ではSARSの感染者と感染の疑いのある人が7956人となり、そのうち666人が死亡し、4085人が全快した。

                            (「CRI」より)2003/05/23