新華社情報昆明4月28日発 温家宝・中国共産党中央政治局常務委員、国務院総理は雲南省疾病予防コントロールセンターの実地調査をした際、発病例のない地域と発病例の少ない地域にとっては、予防は一番の要務だと語り、困難について十分に見積もり、綿密な予備措置を講じ、非典型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)予防に関する作業を着実に推進するように指示した。
4月28日夜、バンコクの中国−アセアン首脳非典型肺炎特別会議に出席する予定の温家宝総理は昆明で航空機から降りて間もなく、中国共産党中央、国務院を代表し、雲南省疾病予防コントロールセンターに赴き、非典型肺炎予防の最前線で闘っている広範な医療関係者を見舞い、同センターの疫病発生の状況に関する情報ネット、観測とテスト施設の実地調査を行い、中国共産党雲南省委員会と雲南省政府の非典型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)予防
に関する報告を聴取した。
温家宝総理の話によると、雲南省は非典型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の予防に大きな努力を尽くしている。発病例がないが、決して油断してはならない。同氏は次のように幾つかの要求を出した。
一、科学に依拠し、大衆に依拠し、予防作業を着実に進める。
二、「中華人民共和国伝染病防治法」の勉強と宣伝を一層押し広める。
三、非典型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の着実な対応策を講じ、予防と治療の十分な下準備を整える。
四、大衆向けに非典型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)防疫の知識を普及させる。
五、非典型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の予防と治療を行うと同時に、経済建設を推し進める。
(「新華網」より)2003/4/30
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