大陸と台湾の専門家、SARS抑制での効果的協力を期待


 中国大陸と台湾ではいずれもSARSが発症しているが、これを受けて双方の専門家は8日、SARS抑制での交流と協力を強め、特にそれぞれの強みを発揮し、それ相応の協力モデルを確立し、SARS抑制のための効果的ルートを共に見出していこうと提案している。

 これは双方の専門家が中央テレビと台湾のテレビ局との共同衛星番組に出席し、その態度を示したものだが、中国工程院のメンバーでもある広州呼吸疾患防止治療研究所の鐘南山所長は席上、これまで台湾海峡両岸は、SARSの抑制についてのフォーラムを数回行なってきたとした上で、一つの課題を専門に討議して、これをカットインとして具体的協力を行っていくよう提案した。また台湾の専門家もその際、SARS患者への具体的治療法や漢方医学と西洋医学とを結びつけた治療法を紹介したあと、一部の具体的課題における大陸の専門家との協力を期待した。

                       (「CRI」より) 2003/6/10